むち打ち症


こんな症状でお悩みではありませんか?

  • 首の後側が痛い
  • 天候によって症状が悪化する
  • 頭痛やめまいもする
  • 肩こりや背中の張り・痛みがある
  • 首が強張り動かせない
  • 手足にシビレがある

man x-ray with neck bones highlighted

交通事故後にこれらの症状が現れた場合、あなたは「むち打ち症」を患っている可能性が大きいです。むち打ち症とは、交通事故などの衝撃により、首がムチを打つように無理な形でしなることで発症するケガの俗称です。むち打ち症は、低速度でも発症することが研究により分かっています。(検証むち打ち損傷 医・工・法学の総合的研究:ぎょうせい1999より)

こうした症状は事故直後だけでなく、事故の翌日や翌々日から発症することも多いのが特徴です。また、病院でレントゲンやMRIなどで診てもらうと「特に異常なし」と言われます。そして医学的には「頸椎捻挫」や「外傷性頸部症候群」「頚部挫傷」などといった診断名を付けられます。軽症の場合、一般的には3ヶ月程度で治るケースが多く、大半は6ヶ月以内に症状固定(治療の一旦終了)を迎えています。

本当は怖い!むち打ち症!?

Young  woman with a pain in the neck

「なんだ捻挫(ねんざ)か!」とあなどってはいけません。確かにその多くは首の筋肉や靭帯(じんたい)、関節の損傷ですが、ひどい場合には神経も損傷している可能性があるからです。首は、脳と身体の情報伝達の出入り口です。もしそんな首に異常が起きると、本来身体から伝えられるはずの情報も、脳から発信された指令もうまく伝達されなくなってしまいます。そしてその結果、全身に不調が現れてしまうのです。

事実、少なくとも年間18,000人以上が後遺症認定を受けているほどの障害を残してしまっています。また、保険機関からは後遺症認定を受けていなくても、人知れず後遺症に悩まされ、後日当院を受診される方も実は多いのです。

事故の衝撃はジェットコースターの2.8倍!!

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絶叫マシンで有名な富士急ハイランド。中でもジェットコースターの「ドドンパ」は、スタートからわずか1.8秒で172km/hのスピードとなり、最大加速度は4.25G(垂直タワー突入時)にもなるとされています。飛行機の離着陸時にかかる最大加速度が1.3G、戦闘機が3G程度と言われていますので、一瞬とは言えドドンパのスゴさを物語っています。

そして、そのさらに上を行くのが交通事故による衝撃です。衝撃の大きさ(N)は、質量(重さkg)×加速度(スピードm/s2)で決まります。近畿大学の渋江教授によると、時速55kmで衝突した場合、その衝撃はドドンパの約2.8倍、重力の11.9倍もの力がかかるといわれています。たしかに近年「衝突安全ボディー」の登場などで、交通事故による死亡事故の件数は減りました。ですが、それでもなお、交通事故による人体にかかる衝撃は凄まじいものがあるのです。

むち打ち症の種類

頸椎捻挫型

  • 主な症状:寝違いのように、首・肩が痛む、こわばって動かせない
  • 特徴:むち打ちの70~80%がこのタイプと言われており、椎間板(頸椎の間にある軟骨)や靭帯が傷付いていると考えられます。

神経根型

  • 主な症状:上を向くと首が痛い、咳などをすると強く痛む、腕に痛みやシビレがある、顔に痛みや違和感がある
  • 特徴:上肢の運動神経や知覚神経が集まる神経根の付近に炎症や圧迫が起きている状態です。

脊髄型

  • 主な症状:脚のシビレや知覚異常、麻痺による歩行困難、排便や排尿のしにくさ
  • 特徴:首が大きくしなった衝撃により、脊柱(背骨)にある中枢神経(脊髄)まで傷付いて起こった症状です。

バレ・リュー型(後部交感神経型)

  • 主な症状:後頭部や首の痛み、めまいや吐き気・耳鳴りがする、身体がだるい・疲れ易い、目のかすみ
  • 特徴:頚椎に沿って通る頸動脈などの血行が阻害されることで、脳に十分な血液が行き渡らず機能低下し、自律神経も乱してしまっている状態です。

脳脊髄液減少症

  • 主な症状:首の痛み、激しい頭痛、めまいや吐き気、不眠やうつ、天候による症状の変化
  • 特徴:脳と脊髄の間を循環している髄液が事故の衝撃により慢性的に漏れ出し、髄液量の低下と減圧、それに伴う脳表面の静脈拡張によってもたらされる症状だと考えられています