事故後の流れ Flow


fotolia_80767065_xs

多くの人にとって、実際に交通事故に遭う経験は一生に1度か2度程度でしょう。しかもその日は突然訪れるため、事故後にどうすれば良いのか分からない人がほとんどでしょう。

ですが、事故後の流れをある程度把握しておかなければ、不安がつきなかったり、後で後悔することになったり、事故慣れした相手に不利に話を進められたりすることが多くなります。ですから、当ページでは最低限知っておくべき事故後の流れの大枠とポイントを分かり易くお伝えします。

SEAN1 被害拡大の防止と人命救助
・二重事故の防止 ・119番通報とケガ人の救護
SEAN2 事故の相手や警察とのやり取り
・相手の身元の確認 (・警察への連絡) ・事故状況の記録 ・警察による現場検証 ・保険会社への連絡
SEAN3 病院での検査と当院での治療
・病院での精密検査 ・当院の交通事故外来
SEAN4 治療の終了と損害賠償請求
・治療の終了 (・後遺障害の認定) ・損害賠償請求と示談交渉

SEAN1 被害拡大の防止と人命救助

二重事故の防止

二重事故や二次災害(玉突き事故など)を防ぐため、車が動くようであれば路肩へ寄せ、ハザードランプを点滅させます。

119番通報とケガ人の救護

fotolia_97083266_xs局番なしの119番へ電話します。①救急であること、②現場の場所や目印、③交通事故でケガ人がおり、どんな状態なのか、④通報者の名前と電話番号 の4つを伝えます。ケガ人の状態により、救護や避難、応急処置が必要そうな場合は、電話で対応を相談します。素人判断で身体を動かしてしまうと悪化させてしまうこともある為、出来れば専門家に相談しましょう。

また、高速道路では、後続車に追突される危険性が高いため、ガードレールの外側など安全な場所に避難することが大切です。

SEAN2 事故の相手や警察とのやり取り

相手の身元の確認

事故後に相手が現場を去ったり、連絡がつかなくなったりするのを防ぐためにも、事故を起こした相手の免許証と保険証を携帯電話で写メしたり、名前と連絡先をメモに記録したりします。また、過失割合や損害賠償に関わる為、安易に相手に謝罪をしたり、「すみません」と伝えるのは得策ではありません。ただし、こちらが明らかに加害者の場合には誠実な対応を心がけることが大切です。

※無免許や免停中の相手、事故慣れしているドライバーだと、その場で示談を持ちかけたり、物損扱いにして欲しいなどと交渉してくることがあります。ですが、交通事故の場合は、後から症状が出たりひどくなったりすることが多いため、決してこうした交渉に応じてはいけません。口約束でも示談成立となる可能性があるので、ご注意下さい。

警察への連絡

fotolia_85367463_xs119番へ通報すると、通常は警察にもそのまま連絡が入ります。ですがもし現場に警察が来ない場合は、別途110番通報も行いましょう。警察への通報を怠ると、事故現場の交通誘導が行われず二次災害が起きやすかったり、刑事処分が課されたり、損害賠償請求の際に必要となる交通事故証明書を発行してもらえなかったりしてしまうからです。

※単独での物損事故や軽症の事故であったとしても、警察への連絡を怠ると、当て逃げとして行政処分や刑事処分が課せられます。

事故状況の記録

警察が到着するまでの間、動けるようであれば、現場の写真や車の破損、ブレーキ痕などを写メや動画で撮影し、客観的な物的証拠を残しておくと安心です。人間の記憶は非常に曖昧ですし、時が経つにつれて忘れたり変化したりしてしまうからです。また、目撃者がいる場合は、証人としてその方の連絡先も教えてもらうと良いでしょう。

警察による現場検証(実況見分)

警察が到着すると、現場検証が始まります。道路や車両の状況から事故の経緯を推測したり、事故を起こした当事者や目撃者への事情聴取が行われたりします。そして、この現場検証に基づき、重要な証拠書類となる「実況見分調書」が警察によって作成されます。保険会社はこの調書を元に過失割合(どちらが事故の加害者であり被害者であるか)を決め、それに応じて損害賠償額も変わってくるため、安易な返答や妥協は厳禁です。

※事故慣れしている相手や十分な現場検証をせずに調書を作成する警察官に当たってしまうと、本来被害者であるにも関わらず、加害者に仕立て上げられてしまうこともあるため、毅然とした態度で事実を伝えることが大切です。また、病院へ搬送されるなどして実況見分に立ち会えず、万が一正しくない調書を作成された場合には、調書への署名・捺印を拒否し、早めに弁護士へご相談下さい。

保険会社への連絡

ご加入中の自動車保険の保険証券を探し、代理店または損保会社の事故受付へ連絡をします。連絡を行うと、損保会社が相手方との示談交渉を代行し、損害賠償額の一括支払いも行ってくれます。

SEAN3 病院での検査と当院での治療

病院での精密検査

nurse and x-ray

救急車で緊急搬送されるほどのケガではなかったとしても、事故後は必ず当日または翌日までに病院を受診し、レントゲンやMRIによる精密検査を受けましょう。目に見えるケガが無くとも、交通事故の衝撃は想像以上に身体にダメージを与えており、脳や内臓、骨などに異常が見つかるかもしれないからです。また、少しでも痛い箇所や気になる症状があれば、漏れなく医師に伝えるようにしましょう

※仕事の忙しさなどを理由に病院の受診を遅らせると、事故との因果関係が分からなくなり、損害賠償時に言い争いの原因となります。同様の理由で、少しでも身体に違和感があれば漏れなく医師に伝え、診断書に記載してもらいましょう。

※この時点で警察への届け出が「物損事故」となっている場合、医師の診断書をもとに「人身事故」に変更してもらいましょう。

当院の交通事故外来

br7r0086病院や整形外科では検査と投薬が中心のため、特にむち打ち症などの場合、思うように症状が改善しません。こうした状態が続くと、長期化するだけでなく後遺症も残しやすくなってしまうため、事故に遭われた場合は少しでも早く当院の交通事故外来までご相談下さい。事故によるケガは、早期の的確な治療、集中的な治療が出来るかどうかでその後の経過が大きく変わっていくため、当院では交通事故の患者様は優先的にご予約頂ける体制を整えています

金沢バランス接骨院の交通事故外来
TEL: 076-252-8999
(診療時間:午前9時~12時 / 午後15時~21時)
当院で行う治療について詳しくはこちら>>

自賠責保険や任意保険(人身傷害補償保険など)を利用すれば、窓口負担0円で治療を受けることができます(相手方の保険会社へ、当院が代理で請求を行います)。セカンドオピニオンとして、また病院と併用して通院して頂くことも可能です。損害賠償額はこの通院日数・期間などを基に算定されます。

SEAN4 治療の終了と損害賠償請求

治療の終了(症状固定)

交通事故によるケガや症状が完治したり、これ以上の改善は見込めない程度まで治ったりした時点で、治療の終了となります。医師や接骨院の先生と相談した上で、患者様ご自身が最終判断を行い、相手方の保険会社へ終了の連絡を行います

後遺障害の認定

syojokotei半年程度経過しても、もし症状が残ってしまう場合には、医師の診断書をもとに、交通事故による後遺障害の認定を申請します。後遺障害として認められると、将来見込まれる収入の減少や医療費などの支出の増加、そして精神的苦痛などへの償いとして、損害賠償が加算されて支払われます。

※むち打ち症であっても、場合によっては後遺障害認定を受けられるケースがあります。画像診断等により事故によって椎間板ヘルニア等の神経障害が発症したと分かる場合は12級13号(後遺障害慰謝料額:自賠責基準 93万円・弁護士基準 290万円程度)、そうでなくとも医師による神経学的所見(可動域や筋力の検査)と自覚症状が一致している場合は14級9号(補償限度額:自賠責基準32万円・弁護士基準110万円程度)の認定を受けられる可能性があります。

損害賠償請求と示談交渉(裁判をしない和解)

相手方の保険会社に治療の終了を告げると、後日、損害賠償に関する示談書が保険会社より送られて来ます。損害賠償額は、①過失割合、②治療費、③休業損害、④後遺障害認定などによって計算されます。休業損害は主婦(主夫)やアルバイト・パートの方でも認められます

損害賠償額について詳しくはこちら>>

※特に②の治療費と④の後遺障害認定の部分は、保険会社が提示してくる賠償額と裁判所の判例に基づいた賠償額で大きな差が出やすい為、まずは一度弁護士にご相談されることをお勧めします。当院では、交通事故に強い弁護士と提携しておりますので、お気軽にご相談頂けます。